着物で出かけると着物警察に出会うことがあります。
『着物警察？』
ってなりませんか？私も最初は「何それ！！！」って思いました。
まだ、習い始めた時て右も左もわからず、季節の着物を理解することもそうですが、着方も着ることに必死で、それでも、なかなか上手く着れないなんて当たり前のことです。それでも、「着物を着られるようになりたい」って思うから頑張って何とか着て出かけた先で、
「あなたのその着方じゃ・・・」とか「それはおかしいわよ」
そんなこと言われたら嫌ですよね。着物について着方もおしゃれで色々知ってみえる方もたくさんいます。自分の知らないことを教えてもらえるなど嬉しいことでもありますが、余計なお世話と思うこともありますよね。これは着物の世界だけではないですが、着物の世界でそのように言う人を「着物警察」というらしく、私は最初のお出かけグループにそういう人がいましたし、習いに行っていた教室にいました。
習い始めた頃って着物の知識もないからネットショップで着物を見てもどんなものかわからなかったり、自分のサイズに合うかわからなかったりします。着物の知識があると、ネットでも安くいいものが買えるよと言われたことがあり、そうした買い方を取り入れるメンバーもいました。
でも、私は実際に見て心惹かれるから買うだけで、探し出しても「コレが欲しい」という感じでもなかったので、そうした買い方に自信がなかったのもあったのですが、ネットで買うことはしていなかったのですが、グループ５人で出かけた時に一人が「高いもの買わずに、ネットで買いなよ」と言った瞬間に他のメンバーにも「そうだよ」と押されるように言われた時に、自分なりの買い方を決められる必要はないなぁと思いました。
実際、私は心惹かれて買ってきているので、袖を通してない着物も、巻いていない帯もないですが、そうして買った人の中では「着てない」「使ってない」と言う人もいます。確かにお店で見たのと同じものがネットに出ていてお店より安いということはありましたが、ネットで買うときは中古なら仕立て直しが必要にならないかや、灼けなど不具合はないかとか注意が必要だし、反物でも仕立て代等別にかかるものもあるのでそうしたことに注意して検討しないといけません。
自分の着物に対する感覚が掴めてきたら、どのように買うかも自分にあった買い方で私は良いと思います。いろんな話を参考にしながら自分はどうかなぁと考えていけばよいと思います。
（ちなみに、サイズは寸法表を最初に仕立てるともらえるので参考になります。私が習いに行っていた教室は袖が短く、自分でも気になっていたのですが、他の人にも言われて伝えたけど合ってると言われて直してもらえず、その後、別の所で作った寸法で以降は作っています。仕立てる先で考えが違ったり、同じところで作っても測る人に寄って違ったりがあるので、１度は直しをしてくれる所で最初に仕立てるといいと思います。）
また、教室の先生は、私がその教室での仕立て寸法に納得いっていなくても直しをしてもらえることがなく、他に気に入った呉服屋が出来てそちらで買った着物等が増えて行くと、何かと陰で「あれはね・・・だから良くない」と私の周りに言っていました。特定の先生だけで他の先生は「いいの着てるわね」と素直に褒めてくれたりもするので、その教室が悪いわけではありませんが、趣味の世界でそのような嫌な思いをさせられることが嫌でもあったし、案内がある、ないと人に寄って違う対応が多かったこともあり、私はその教室を私はやめ、それまでに知り合った方に教えてもらうようになり着るコツがわかりやすくなったので満足しています。
お気に入りの呉服屋は他社で買ったものの批判をしてはいけないというルールを持っていて、逆に教室で直してもらえなかったものがやはり気になって直してもらったり、仕立てに足して陰口を先生に言われたことを伝えた際にも一度確認で仕立てに見せましょうかと預かってくれました。そこに来るお客様でよく知ってみえる方にも「仕立てに問題はないから、こう着るといいよ」とアドバイスくれたりしました。教えてもらえるのは嬉しいですが、陰で悪く言われることや嫌味な言い方は嫌ですよね。
着物は仕事やお茶などの習い事などで着るのでなければ楽しむために着るものです。上手く着れなくても、着たいと思って挑戦して、帯が落ちてきたりなどいろいろ失敗があってもいいじゃないですか。最初から上手く着れるわけでもお洒落に合わせることもなかなかできないものです。周りに直してくれる人ができたら安心して出かけられます。私も帯のお太鼓が崩れたときに直してもらったことも、羽織でごまかしたこともあります(笑)今は友達に着せてあげたり、着られるように教えたりして一緒に出掛けています。衿元も最初に比べたら綺麗に着られるようになったし、私の周りも綺麗に着る人が増えているので、今のお出かけグループで出かけると「着付けを教えてるのですか？」と訊かれることもあります。なんでも最初は上手くできなくても、楽しむことが大事です。着物警察に出会ったら、その人からは離れ、よいアドバイスをくれる方と仲良くなって楽しい着物ライフを楽しみましょう♪
着物は日常と違う気分にさせてくれるので楽しいですよ。
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